編集者 近藤佑子の活動と思考の軌跡

なぜメディアの人間がDevRel Meetupに参加するのか

本記事は「DevRel Advent Calendar 2018」の5日目の記事です。

DevRel Meetup in Tokyoに参加するようになって、もうすぐまる2年になります。エンジニア向けコンテンツの編集者という職業がら、エンジニアコミュニティをつまみ食いのように色々と参加してきた身としては、毎回参加できているわけではないけれど、帰属意識のあるコミュニティの一つとなっています(DevRelCon Tokyoのスタッフも皆勤です!)。

今回は、私がなぜDevRel Meetupに参加しているのか振り返ってみたいと思います。

DevRel Meetupに参加する前の話

中津川さんとはいつぞやのOSCでお会いして(記録を掘ると2015年の3月でした)、それからDevRelという言葉を知ったり、中津川さんからのメールでDevRel Meetupのご案内をもらったりしていました。

現状、今担当しているエンジニア向けメディアの主たる売上は広告です。最近はエンジニア採用目的のブランディングも増えていますが、やはりエンジニア向け製品の訴求目的の出稿が多い(主なチャネル:記事広告、メール広告、バナー)。

中津川さんに初めてDevRelのことを聞いたときには「これは面白い流れだぞ」と思ったとともに、若干の悔しさを感じたのも正直なところです。編集者の仕事をはじめて1年足らずで「そのうち私の仕事はなくなっちゃうんじゃないかな…」と不安に思ったところもあります(その危機感は半分当たりで半分外れ。10年後、今と同じように仕事をしていないと思うけれど、今のところはまぁなんとかなっている、という感じです)。

ちなみに、まだDevRel Meetupに参加する前、自分の担当媒体でPodcast+記事という企画をやっており、そこで菅原のびすけさんにDevRelについて語ってもらったこともあります。

codezine.jp

DevRel Meetupに参加するようになって

はじめて参加したDevRel Meetupは、2017年2月のLT大会でした。途中から参加したのであんまり覚えてない……けど、今のDevRel Meetupのコアメンバーや、ちゃんとくさんと初めてお会いしたのもここでした。

devrel.connpass.com

2017年初頭はなかなかすごくて、白石俊平さんの企画された「Webの未来を語ろう」のコミュニティ編の座談会に小島英揮さんや市川裕康さんらが登壇されていて初めてお会いし(ちなみに白石さんもそれ以後IT関係なく遊ぶようになった)、

html5experts.jp

たしかその座談会で市川さんが案内されていた、コミュニティマネージャーサミットにも参加し、今後さまざまな現場を共にすることになる(私の誕生祭も!)大泉さんと初めてお会いする。

socialcompany.org

ちなみに、私の今年一番のヒット作ともいえる、りっすんへの寄稿記事に書いた「泣きながら行った勉強会」というのは、何を隠そう2017年3月のDevRel Meetupでした。

www.e-aidem.com

そこに参加して「絶対アウトプットしてやる」とFacebookかなにかで発言したところ、おそらくそれをThink IT編集長の鈴木さんが見たのか「DevRel Meetupの次のメディアの回に一緒に登壇しましょう」と誘ってくださったのでした。なので勉強会参加3度目にして、LTじゃない形での登壇&パネルディスカッションでした。ほんといい経験になりました。

devrel.connpass.com

当時、「自分の方が絶対担当に向いてるはずなのに仕事を任せてもらえない」という状況があり、悔しすぎて外部のコミュニティで経験をつもうと、DevRelConのスタッフに志願したのもその頃でしたねえ。その後は、影響をうけて自分でもTech Pubというコミュニティを作ったりもしました。

2018年のアドベントカレンダーなのに2017年のふりかえりをしてエモい気分になってしまった。。。

2018年になってからは、デブサミの企画の仕事が忙しくなったり、5月に入院したりで、全体的に活動ペースが落ちていました。DevRelCon Tokyo 2017が、自社イベント、DevRelCon、フジロック(出る方)とえぐいスケジュールのなか半分死んでたのですが、2018の方は少し余裕を持って楽しめたのでよかったです。今年後半になってからは、入院後のメンタル的な部分がようやく回復したという感じで色々やっています。

メディアの人間がDevRel Meetupに参加して何を得ているのか

さて、メディアの人間が何を求めてDevRel Meetupに参加しているか、ちょっと整理してみたいと思います。主には以下の4つかなあと。

  • IT業界の動向把握
  • 自分と同じ目線での知見のシェア
  • 人のつながり
  • 広告主(候補)とのエンゲージメント

IT業界の動向把握

自分でも日々追いかけるように努めてはいるのですが、打ち合わせでのヒアリングだったり、特定のカンファレンスに行くだけでは偏りがあったりします。DevRelという切り口で、さまざまなベンダーさん、事業会社さんの知見を横串で聞けるのは面白いです。

自分と同じ目線での知見のシェア

今まで参加してきた開発系のコミュニティの勉強会は「このネタは内容は理解できなかったけどエンジニアさんにウケそうだな」といった感じで、エンジニアさん視点を通して面白さを判断することが多かったです。もちろんそれも面白いのですが、DevRel Meetupだと自分の仕事上の課題に対するアンサーなど(例:盛り上がるイベントの作り方事例)自分目線の知見が聞けるのがよかったです。

kondoyuko.hatenablog.com

人のつながり

私はけっこう懇親会で話しかけるのが苦手で、エンジニアイベントだと結構がんばらないといけないのですが、DevRel Meetupでは「見知らぬ人がいればまず名刺交換」みたいなビジネス的なところと、でもテクノロジーの話で盛り上がれる同好の友的な感覚と、両方あって居心地がいいです。

広告主(候補)とのエンゲージメント

DevRel Meetupに参加している方で、広告を出稿いただいたりイベントスポンサードいただいたりしている方もあり、本当にありがたい限りです…! 私がDevRel Meetupや他のコミュニティに参加し、さまざまなチャネルでお会いすることで、媒体への愛着や信頼度が上がるなら嬉しいし、私もニーズやその思うところが把握しやすくていいなあと思っています。

メディアとしてDevRelをやる醍醐味

私は常々、「エンジニアがたくさんいる環境で働きたい」ことは隠さずに言っているのですが、当面いまの環境を離れるつもりはないです。それは、本当にさまざまな企業や人、エンジニアと会うことができて、メディア活用という限定的なチャンネルかもしれないけど、大きな企業、チャレンジングな案件のDevRelに関わることができるのでとても楽しいと感じています。コンテンツを作りっぱなしにならないように、もう少しマーケティングの勉強をした方がいいのかしら……と思っている今日このごろ。

その一環?として、来年からの新しく、エンジニア採用、技術ブランディング、開発者向けマーケティングに悩んでいる方のゆるい相談をうけるランチ会をやりたいのですね。壁打ち相手にしかならないかもだけど…(傾聴スキルを身に着けたい)。

あ、DevRelに関しては英語! いまちょっとずつ勉強している英語を、活用する機会を増やしたいです。来年のDevRelCon Tokyo 2019では2次会のカラオケに行きたい。

今やれること、面白そうだと思うことをやっていったら、その先に一気通貫する何かが見えると信じて。DevRel Meetupのみなさま、これからもよろしくお願いしまーす!